TOPpage CW
絵日記
ジャンク箱 プロフィール 電鍵
資料室
送信機
資料室
受信機
資料室
エレキー
資料室
雑記帳top

雑感 (2003/08/24)

少々多忙につき・・・

電鍵操作の技能というものは、いったいどれくらい間が空けばクリヤ?されるであろうか。ある一定水準を超えたところまで一旦行けば、かなり間があってもそれほど落ちてこないようだ。自転車乗りの技能、技能と言うほどでもないが、少なくともここ1,2年は乗っていないが、さぁ乗れと言われてその取り扱いには全く躊躇する必要はない。体で覚えている。電鍵操作も似たようなところがあるだろう。

とはいえ、やはりブランクがあると、確実に低下する。水準に達していなかった、と言われればその通りだが。



私の場合、1967年に電鍵操作を覚えて以来、36年になる。この間、間断なく、日々電鍵を操作していたかと問われれば、否である。幸か不幸か、電鍵操作を職業としているわけではないので、それ(電鍵操作)をしなくても食うには困らないどころか、食うために日々仕事に追われてそれどころでない事もあるし、生活環境も変遷がある。記憶では2年くらいは全く電鍵にさわらなかった年もあった。さわったとしてもQSOに至らないどころか電波も出せない状況に置かれたこともあった。こうした外的要因の他、興味の対象物も年々変化している。近年では電鍵操作よりはパソコンのキーボード操作のほうが格段に多い。困ったものだ、といいながら自分自身の選択として、電鍵よりはキーボード、になってしまう。

しかしそんな状況でも、数ヶ月ぶりに電鍵を操作しQSOをしたとする。・・・別段、どうと言うことはない。昨日まで毎日電鍵をいじっていたのと変わらない。・・・と信じていた。

ところが。

もう何年も前のことであるが、そういった状況で何ヶ月ぶりか1,2年、間を置いた後のことだったか、和文QSOに突入した。粛々と(?)進行する和文チャット。突然、相手の送信する符号のなかに、聞き取れない文字が時々挿入されているのに気が付いた。全体としては会話は成り立っている。意味もよくわかる。和文チャットあるいは欧文でもいいが、CWチャットをやり慣れている方ならおわかりだと思うが、聞こえてくる文字列は、いちいち文字にしているわけではない。何文字かのパターンがそのまま頭の中に展開して、ツートツートの音の流れから直接意味内容が頭の中に想起されるようになっている。ささやかながら私の場合も、和文チャットならそんなレベルに達していた。高速ならなおさらである。

しかし、時々文字がわからない事態に陥った。どうやら、音を聞いて意味が想起されるのに、文字によって時間が掛かるものが発生したようだった。「ヒ」とか「ユ」あたりらしい。長めの符号。おそらく水準に達したと思っていたのは幻想で、取りこぼしの文字があったということなのだろう。そういった文字の認識力が、電鍵操作及びQSOを通じた送受双方の脳みその連係プレイが、長期間のブランクで崩れ始めてきた、ということだろう。ボロが出始めた、とも言うか。


・・・対処法は、QSOの頻度を上げる事に尽きるだろう。受験のためならオフラインで受信練習もいいかもしれないが、やはり会話が成り立って初めて、コミニュケーションの手段の技能維持向上に役立つというモノである。そんなことはわかっているが、なかなか体が動かない。仕事の多忙といった、外的要因のせいにしているが、なぁに、こんな事を書いて(ここのことです)いる時間に1,2局と和文チャットも出来よう。うむ、自沈モード。


・・・