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雑記帳

昔の名前で出ています・・・

2008/03/02


40年。

諸兄はどんなHAM-LIFEを送っているだろうか。

JA7FWTは、1968年2月15日に、開局第一打を打った。第一声ではなく。その辺のいきさつは、別稿に書いてあるので読んでいただきたい。

それはともかく、今年、2008年になり満40年を迎えるに当たり、なにか書きたいと思っていたが、諸般の事情で40年目の記念日はどっこかにすっ飛んでいった。本業の超多忙のせいである。これも飯の種と思えばしょうがないかとも思うし、飯の種の選択肢としてこの無線が多少なりとも関わりがあるのに、その記念日的な重要なときに何も出来ないのも、言ってみれば自分だけの問題ではあるのだけれど、なにか忘れ物をしたような気分。

というわけで、ちょっと日が過ぎてしまったが、まぁ長い人生、数日、数週間、数ヶ月の誤差は目をつぶってもらおう。

40年経ったが、QSO密度は薄い。ここ数年のところで言えば、LOG帳は1ページ進むかどうか。コンテストにでも出ればもう少し行くこともあるが、出なければ1ページも行かない。現に、今年、2008年は、まだ1局もQSOしていない。最初の数年間で、これまでの40年の歴史(?)の8割方を占めるQSO数ではなかろうか。開局したての頃に比べれば、QSOしようという意欲が減っているのだと思う。相対的なことだと思うが。QSOしようと思う以上に、それ以外のことに時間を割り当てたい、と思うのか、割り当てなければならないと思うのか、その辺のところは考え方次第であるが。全く無線をする時間がないか、といえば否である。現に、こうしてパソコンに向かって、しょうもないコメントを書く時間はある。・・・おっと、別稿でも似たようなことは書いたっけ。

しかし、いつでも出られる。オンエアするのに、自分の時間の使い方以外に障害はない。アパマンとはいえ常設のワイヤーアンテナは張ってある。不幸にして(?)HFの、それも低い周波数帯に目が向いているので、長大で強力な電波を発するアンテナという訳にはいかないが。自室も確保し、家人”I”もなく24時間体制にある。OPの都合さえ付けば。ところが、オンエアできない。まぁちょっとした障害と、言えば言える程度のものはある。アンテナカプラーが接触不良で、どうも調子が出ないのである。しかし、それとて意欲があれば、オンエアする(しようとする)過程で、どうにか解決していく筋合いのものだろう。


ともあれ、QSOはしないが、いつでもQSOできるような準備だけはする。

ライセンスだって、移動局と固定局、両方ともしっかりメンテナンス(?)というか、再免許の更新だけは欠かさずにやっているし、なにか機械が変われば設備変更の手続きもほどほどに(?)やっているし、自室を無線室に改造・・・というほど大げさでないにしても、ベランダアンテナから、室内を壁に穴を開けながら8D−2Vを引っ張り込んで、フィルターやらアンテナスイッチやらを取り付けたり、もろもろやっている。QSOだけがHAMLIFEだ、と言われたら、それはその人の価値観であって、自作もしない、CWも鍛錬しない、技術的な追求もしない、ただひたすらQSOしかしないなんて、いやしくも国家資格を有する者のやることではない。QSOはあくまでも、己の自己訓練の成果を確認するためのものであるべきで、QSOそのものが最終目的になってはいけない。

・・・というと、QSOをさっぱりしない者の遠吠えだと言われるかもしれないが。

まぁそこまで強力に物言いしなくても、ようするに、趣味なのだから、やっている本人が楽しければ、それでよい。QSOはさっぱりしないが、いつでもQSO出来るだけの環境整備(ハード面はもちろん、本業や家人との関係を含めたソフト面も)と自己訓練をやっているという自負があるのでだれからも、どこからも、資格の無駄遣いと言わせないだけの自信はある。時々、QSOやってなんぼ、という輩がいるけど、自己訓練を楽しむのに、一つの価値観だけを押しつけるのはやめてもらいたい。


周りを見渡しても(主に職場ですけどね・・・)、昔はHAMっていた、という人はけっこう多いが、今もやっている者は非常に少ない。もっとも、「いまはやっていない・・・」という者のうち、小生と似たような状態の者もいるかもしれないが、少なくとも小生は、「いつでも出られる」という環境にある者として、正真正銘の現役である。


その定義で言えば、40年間、ほぼ現役であるし、今後も現役のままでいる予定である。卒業や脱落はない。一時期、アンテナも建てられない、RIGも押し入れにしまったまま・・・という時代はあったが、それでも電鍵だけは手元に置いておきいつでも打つ用意があったし、あるいは半田ごてがいつも暖まり松ヤニのにおいが充満していたり(?)、CQ誌だけは毎号買ったりしたし、おっと、それ以上に、上にも書いたが、局免だけは欠かさず続いている。あたりまえのようだが、脱落する者は、局面が切れることから終わりが始まる。


局免の話から変わって、コールサイン。現在、JO1FYCとJA7FWTの2局を保有する。いきさつがあってそうなっているのだが、こうなることをあらかじめわかっていたら、JA7FWTの一本だけでやっていたかもしれない。残念ながら、今となっては両方とも、ある意味、世間に通用させてしまったので、どちらも捨てがたい。コールサインの割り当てが潤沢にある世界なら、とりあえず使わない方をとっておいて・・・ということもできたのだが。JA7FWTで開局し、1エリアに移ったときには、コールサインの再割り当てなんて言う話はなかった。だから、いつか7エリアに戻って変更申請すれば自分のコールサインが再び使えるようになる時代だったので、変更申請した。・・・ところが「いつのまにか、再割り当てするようになった。そうなると、JA7FWTをだれか知らない人が使う時代が来るかもしれない。たまたまそういうことになったその人には全く責任のないことだが、目の黒いうちはそれは許せない。・・・そう思って、確保した。そういう人は多いのではないだろうか。

かといってJO1FYCのほうでも、けっこうな数のQSOをやっちまっている。こちらも誰か他の人に渡すわけにはいかない。あと50年くらいのところか。著作権と同じ・・・かもしれない。コールサインは単なる記号、符号でなく、やはり、ある特定の人物のHAMLIFEを代表するものだから。


・・・だらだらと書いたが、まぁようするに、細々と、延々と、40年続いてきたし、これからも数十年、続けるであろう、ということ。


CW万歳。\(^_^)/



by JA7FWT  also  JO1FYC

2008/03/03   03/09微修正